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JCDAジャーナル

2016年大会特別版 第1号

「夢カフェ」で広がるCDAの輪

2016年08月09日 18:33 by jcda-journal
野口 容子さん(関西・北陸支部)

2015年は、夢カフェを中心としたコラボ活動を精力的に行い関西地区の各地域でたくさんの笑顔と、明日への夢と、CDA仲間とのつながりが生まれました。
その活動への想いについて、きっかけから今後に至るまで記したいと思います。

「夢カフェ」は2012年JCDA1万人記念大会時のスローガン「つながりの幸福」を推進するためにプロジェクト化された事業です。
私は2012年11月に夢ファシリテーターとして任命され、関西エリアを中心に活動を行ってきましたが、私ひとりの力に限界を感じていました。
そんな時、2014年に「JCDA大阪大会」の開催が決まり、大会プロジェクトメンバーとして参加したことをきっかけに「関西地区」の運営スタッフに加わりました。その後、2015年は地区活動を通じて関西エリアに在住するCDA会員の掘り起こしを考え、これまで実施できていなかった大阪中心部以外のエリアへ「夢カフェ」活動を展開しました。
「夢カフェ」を通じてCDA同士のつながりを醸成することを目指し、「夢カフェ」の対話の中で生まれた、一人ひとりの想いや活動を後押しし、CDAとして社会への発信やつながりを広め、個人の幸せを育んでいきたいと考えました。

2015年度の夢カフェ開催実績は以下の通りです。
  • 夢カフェ&3.11応援おでかけピアトレin奈良(2015年4月25日)
  • 夢カフェin高槻(2015年5月24日)
  • 夢カフェ&フューチャーセッションin堺(2015年7月19日)
  • 夢カフェin関西事務所(2015年8月9日)
  • 夢カフェ&3.11応援おでかけピアトレin明石(2015年8月29日)
  • 夢カフェ&3.11応援おでかけピアトレin橿原(2015年8月30日)
  • 夢カフェin福知山(2015年10月10日)
  • 夢カフェ&3.11応援おでかけピアトレin神戸(2015年11月7日)
  • 夢カフェ&3.11応援おでかけピアトレin和歌山(2015年11月14日)
  • 夢カフェin八尾(2015年12月5日)
  • 夢カフェin草津(2016年2月27日)
  • 夢カフェ&フューチャーセッションin和歌山(2016年3月13日)
開催場所として「大阪中心部から1~2時間超離れた地域」に地元の運営スタッフの手を借りながら活動を展開していきました。

「夢カフェ」のエリア展開を進めてきて感じたことは以下の3点です。
  1. 「夢カフェ」がそれぞれの地域でのCDA仲間が出会えるきっかけになった。
  2. 担当運営スタッフがイベント企画・運営・振り返り・改善とPDCAサイクルに一気通貫で関わるスキルを身につけた。
  3. 「夢カフェ」ファシリテーターに多くのスタッフがチャレンジし始めるなど、地区活動を推進する運営スタッフが多く誕生した。
4月奈良・5月高槻では、イベント告知後数時間で満席となり、募集人数を追加するほどの盛況ぶりでした。また、8月明石・10月福知山・11月神戸・2月草津では「近くで開催してもらえたのがよかった」という感想もいただきました。

皆さんこういう身近な場所での「学びの機会」を待っていたのですね。

これらのイベント参加をきっかけに「地区会運営スタッフとして活動したい」と多くの方に参加していただくことにもなりました。
特に前年度に立ち上げた「和歌山エリア会」「奈良エリア会」では新スタッフが増え、運営がずいぶんスムーズになったのではと感じます。写真2

一方で、地区運営スタッフの皆さんにも今以上に関わっていただけるよう「夢カフェで学ぶファシリテーション基礎」というスタッフ勉強会を企画し、西関東地区より野々垣YFAにお越しいただき、夢カフェで大切にすることなどを学びました。
ピアトレと違って夢カフェはそれぞれの地区で企画・運営することが決まり、どう展開するのかが課題でしたが、勉強会開催をきっかけに運営スタッフの方から「自分の活動(居住地)エリアでやりたい」と声があがるようになりました。

明石の参加者の方からの報告で、長年続いていた勉強会が参加者の減少にて存続の危機にあったそうですが、イベントをきっかけに新しいCDA会員さんとのつながりが出来て勉強会も継続できそうだとお聞きしました。
そのメンバーのお一人が地区会運営スタッフとして夢カフェのファシリテーターを担当し、勉強会幹事の方が協力していただくことになって、2016年4月に「夢カフェ & 3.11応援おでかけピアトレin姫路」開催につながりました。
神戸でもイベント後に参加メンバーが集まる会を立ち上げることにつながりました。このように、夢カフェのエリア展開では、新たな企画や事業の立ち上げ、一般の方々と一緒に取り組んだ活動、自身が企画から運営までの一気通貫で担当することによる達成感、ファシリテーターを担当することによって得られる充実感などが生まれたと感じます。写真3

「夢カフェ」をきっかけにCDA会員同士がつながり、CDAの「内」だけでなく「外」へも活動の広がりを見せています。
私が関わってきた中では、2013年6月の「夢カフェ@京都」をきっかけに「K2研究会」が発足しました。
その前に近江八幡で開催した夢カフェで、会場としてお借りした古民家カフェのオーナーさんが「お客さんに女性の活躍に関心を持っている方がいる」と、声をかけてくださり、それがきっかけでCDAメンバーと一般の方々とでディスカッションする機会となり、参加されていた方がさらに「女性を取り巻く社会」について学びを深め、女性の皆さんに知っていただきたいという想いが研究会という形に結実したのです。
この時の夢カフェの感想をお一人ずつお聞きしていた時に「研究会を立ち上げます」と宣言されたことが実現したのです。

他に2014年3月の「夢カフェin名古屋」に参加者として関わり、夢カフェでの対話の中で興味を持ったことも実現しました。
CDA会員さんにレゴブロック研修を運営されている方がいて、対話の中で「将来的には海外事業所で働く現地社員の方々の向上研修としてレゴを取り入れてもらいたい」という話題が出ました。
興味を持った私は「関西でも興味・関心を持っている方がおられたら一緒に体験したい」と考え、地区会運営スタッフに声をかけました。そして2014年9月に初の関西地区運営スタッフレゴ研修体験会開催に結びつきました。
今ではレゴ研修も全国規模で展開されるようになりました。レゴ研修

もちろんこの2つの例は主体となっているCDA会員さんの想いが周囲に伝わった結果でもあるのですが、それに関わった他のCDA会員さんの応援も推進する力になったのではと感じます。
「夢カフェ」では「自分が語りたい"夢"がないと参加しにくい」と考える方もおられますが、他のCDA会員さんの"夢"に耳を傾け、応援したい、一緒にやりたい等、自分事でなくてもいいのだと思います。
たとえば、地元のCDA会員さん同士でつながりが出来て「学びたいなあ」と考えた時、3人集まれば「ピア・ワークショップ」、6人集まれば「ピア・トレーニング」を開催できるので、地区会に相談してもらって地元で学ぶことが出来るといいと思います。

「夢カフェ」から広がる活動の場
2015年度はYFAである自分が主体となって夢カフェを推進してきましたが、月1回ペースでの開催は他メンバーの負担も大きかったので、2016年度は地区として年4回程度の緩やかなペースを提案しました。
皆さん、仕事やプライベートの時間を割いて協力いただいていることでもありますし、「できるときに、できることを、できる範囲で」という関西地区運営スタッフのスタンスそのままに取り組めたらと思います。

この地区活動という括りで企画・運営してきたことが、それぞれの地域で開催され、その地域で根付いていく。写真5
地域のCDA会員が、運営スタッフメンバーが、地元で集まり、語り合い、アイディアをカタチにすることで、地域の方々がCDA活動に興味を持たれたり、地域の企業と共に働く人の支援を行ったり、地域の学校と共に子どもたちが夢に向かって学べる支援に関わったり・・・そんな社会を目指せるように。
夢カフェでつながった「種」があちこちで芽吹くことを祈りながら、未来に想いを馳せたいと思います。

プロフィール
筆者:野口 容子(のぐち ゆうこ)
活動場所:関西エリア
活動領域:JCDA地区会活動
活動歴:CDAを取得して9年、夢カフェ歴4年

JCDAホームページ

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