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JCDAジャーナル

2016年5月号 No.59

意味の実現は自己実現のステージ

2016年07月06日 13:10 by jcda-journal

意味の実現は自己実現のステージ

堀口 恵子 JCDAジャーナル読者のみなさま、こんにちは。このたび、経験代謝レポートを寄稿させていただきます堀口恵子です。これまでに「経験代謝レポート」に寄稿されたみなさんからのバトンを受け取り、そして、次の方につなげていけたらと嬉しく思っております。





 

〜自己概念が喜ぶ経験〜

実は、今年の年明け早々に、ある方から5月に発刊されるJCDAジャーナルに掲載される「経験代謝レポート」への執筆の打診をいただきました。その方との最初の出会いは、5年ほど前のピアトレーニングでした。
ピアファシリテーターとして初めてピアトレーニングのファシリテーターを担い、卒倒しそうなくらいの緊張感と、CDA仲間のみなさんと一緒に学べる嬉しさを感じながら経験代謝レクチャーをしている私に、その方は、強く温かい視線を投げかけてくださっていました。その後、協会主催の研修でもたびたびご一緒する機会があり、私自身が見たくないと思うダメダメな私の姿をも全部見てくださっている方です。
その方からメールが届き、ジャーナルへの掲載のお声をかけていただきました。メールの最初の1文を読んだところでは、うまく書けるだろうか、ここまでレポートを執筆されている方々のバトンをうまくつなぐことができるだろうかといった考えが頭をめぐりました。戸惑いを感じながら読み進めると「今の堀口さんは『意味の実現』のステージにいるひとりだと思う。その姿を全国のCDA仲間に紹介したい」と書かれていました。
自分でいうのもおこがましいですが、変化成していく私の姿を観ていてくださった方からこのように見られているというのは、決して嫌な気持ちではなく、戸惑いながらも嬉しかったのを覚えています。バトンこの言葉に、私の自概念「共補」が、喜んでいるのを感じていました。
「意味の実現」は、経験代謝の最終ステージであり、同時に、新たな始まりのステージでもある大切なステージです。私自身がそのステージに立っている。であれば、自分の経験をレポートとしてまとめ、CDA 仲間にお伝えしつなげることも私のあり方ではないかと考え、執筆をお受けしました。
私の場合、自己概念が喜ぶと、意思決定にも行動にもつながることを実感しています。
みなさんはいかがですか? 自分の自己概念が喜んでいるって感じることありますか?


〜私の経験〜

さて、ここで、自己紹介のつもりで私の経験を綴ってみたいと思います。
2005年9月にCDA資格を取得し、ちょうど10年が経ちました。この10年間のCDAとしての活動のスタートは、Jカレッジ4期での学びと人脈づくり、そして、未経験ですが熱意はあります!何でもやります!的な就職活動。不謹慎かもしれませんが手あたり次第にキャリアに関わる機会をどん欲に探していました。ニートフリーター支援機関に始まり、サポステ、人材紹介会社での転職&再就職支援、大学生・高校生支援、女性支援機関、人材派遣業界でのキャリアカウンセリングなどなど。お声がけいただいたら、チャンスとばかりにお受けして同時にいくつもの職場を掛け持ちしていました。
当時は、離婚&離職(CDA 取得前にサラリーマンを20年超経験)という2大転機の真っただ中にいましたので、半年間休みなし体調的にも実務的にもかなり背伸びをしました。が、背伸びをすることで新たな経験ができ、その経験が他の場面で役立つつながりを感じることに喜びを見出していました。例えば、転職支援業務で触れる最新の業界情報を守秘義務・職業倫理を遵守しながら女性支援の場で提供をしました。ぞれぞれの職場で求められる働き方や役割は異なりますが、ご縁をいただいた職場で自分が役立てることは何か。何をしたらそこに自分がいる意味があるかを考えていました。そうすることで自分の存在意義を確認し、自らの居場所を作っていきました。
現在は、働く人をキャリアとメンタルの両面で支えることをモットーに、CDA養成講座、派遣社員のみなさまのキャリア形成支援、介護リハビリ業界における対人援助専門職のキャリア形成支援、企業向けキャリア&メンタルヘルス講師を柱としてお仕事をしていますが、自分がそこにいる意味を考える姿勢は、今も変わらずもち続けています。この姿勢は、私の自己概念である「共補」が反映されているものですので、恐らくこれからも変わらないだろうと思うのです。
こうして、過去・現在・未来が自己概念でつながり、自分が統合されていく。さらに自分と自分を取り囲む社会とも自己概念を軸につながっていくのだろうという予測がたつようになり、今、とても安定した心持ちでいられるのです。

〜私の自己概念〜

私の自己概念に「共補」という名前がつくまでには、いくつかの変遷がありました。自己概念の名前を意識しはじめた最初の名前が「応援」でした。高校時代には応援団女子部の部長としてチアリーディングやバトントワリングで学友を応援していました。学友は、真夏の炎天下に甲子園を目指し泥まみれになってプレイしている。私はその姿に勇気をもらいながら精一杯応援する。個々が自分のできることを自分のフィールドでやり、それをお互いが認め合うという関係性に惹かれていました。
次の名前が「たんぽぽ」。綿毛がふわっと飛んでいく先は風任せのところはありますが、いったん根を下ろしたら、そこがたとえアスファルトであろうとしっかりと根を張り芽吹き、花を咲かせてまた綿毛を飛ばす。たんぽぽこれを繰り返しDNAが広がっていく、同時にもともとのたんぽぽも花を咲かせ綿毛を飛ばす。こんなふうに共通項をもつ仲間が増えていくことにとても魅力を感じ、私も私自身を保ちながらDNAを広げられる存在になりたいと思っていました。
そして、今は「共補」という名前の自己概念をとても大切にしている自分を感じています。私は、自己概念の名前「共補」に、共に補い合うという意味をもたせていますが、簡単に言うと「お互いさま」です。私自身にできることには限りがある(かもしれない)、できることは精一杯やるし努力もする。でも、人に頼ったっていいし頼ってもらっていい。お互いがお互いを補い合えばいいんじゃないのというものです。
このレポートへの執筆を打診してくださった方からのお声がけに自己概念が嬉しがったのは、CDAとしてのDNAを広げたいと思っている私が、今の私の姿を通して、CDAとしてそれぞれのフィールドで活躍されている方々、これからの自身の方向性を模索されている方々、さらには、その方々が関わる人たちにエールを送りたいと思っているからなのです。そうすることで私自身がCDAとしてここにいる意味が実現され、私自身の自己実現に通じると。すべてがつながった感覚があったからなのです。

〜意味の実現は自己実現のステージ〜
自己概念に名前がつき、その大切さを日々味わう経験の中で、今、意味の実現のステージに立ち、私が目指すありたい自分(自己実現)の姿が見えてきています。
まず、1つ目は、CDA養成講座インストラクターなどの活動を通して、CDA のDNAをつなぎ広げていくこと。CDAの仲間が、それぞれのフィールドで根を張り芽吹き綿毛を飛ばしていくことをご支援したいと思っています。
2つ目は、現職の一般社団法人日本人材派遣協会において推進中の派遣社員のみなさまのキャリア形成支援につながる取り組みの企画と運営の継続です。全国11ヵ所を拠点に会員企業に就業しているコーディネーター、営業担当者他のフォロー担当者向けのキャリアカウンセリング・スキルアップセミナーを開催し、多数のCDAホルダーにもご受講いただいています。
3つ目は、介護リハビリ業界における対人援助専門職のキャリア形成支援です。対人援助職である看護師、理学療法士、作業療法士他の方々も自分自身の働くことや生きることに迷い戸惑うことがありますので、笑顔で利用者さんとそのご家族の支援が続けられるよう、自身の今を見つめ整えていくご支援を行っています。人が人を支える、その人を支える人がいる、こんな関係が普通にある社会を目指していきたいと思うのです。


〜つながる幸福〜

最後に、こうして経験代謝レポートを綴り全国のCDA仲間のみなさんとつながれたことは、とても幸せなことです。6 月の全国大会でも多くの方とご一緒できますことを楽しみにしています。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


堀口 恵子プロフィール
Career Story 代表
流通小売業界(20年)、人材ビジネス業界(10年)を経て独立。
キャリアとメンタルの両面から働く人を支えるをモットーに、CDA養成講座講師、人材派遣業界におけるキャリア形成支援、介護リハビリ業界にお ける対人援助専門職へのキャリア形成支援、企業向けキャリア&メンタルヘルス講師に従事。
シニア産業カウンセラー、EAPコンサルタント、レジリエンストレーニング認定講師、女性労働協会認定講師 他

 

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