JCDAジャーナル

2015年10月18日（日）早稲田大学稲門祭（大学卒業生の学園祭）にてキャリアコンサルタント稲門会としてキャリアカウンセリングブースを設けました。今回、キャリアコンサルタント稲門会として稲門祭に出展した大きな理由は、2016年4月にキャリアコンサルタント資格が国家資格化することにともない、世の中に「キャリアコンサルタント（キャリアカウンセラー）」をPRおよび普及することの必要性と重要性を考えてのことでした。そのため会の名称も国家資格化後のことを考えて「キャリアコンサルタント稲門会」とさせていただきました。

今回のブースを出展するにあたり、キャリアコンサルタント稲門会を設立構想をしたのが2015年4月のことでした。その後、2015年度稲門祭ブース出展に申し込み、何とか当選することができました。


次に苦労した点がキャリアコンサルタントブースにてキャリアコンサルティングを行っていただくキャリアコンサルタント（キャリアカウンセラー）の募集です。一般に早稲田大学卒業生は一匹狼志向が強く、表立って群れたがりません。それはキャリアカウンセラー（CDA）の世界でも同じことです。しかし、国家資格化を半年後に控え、キャリアコンサルティングを世間に認知してもらうためにあえて首都圏でも有数の実践型勉強会である「東京O’CDA」にご協力いただき、東京O’CDA参加メンバーの中でご協力いただけるキャリアカウンセラーを募集しました（上記趣旨にご賛同いただける方を募集し、特に早稲田大学卒業生に限ることはしませんでした）。その結果、私を含め5名のキャリアカウンセラーにご協力をいただけることになりました。

稲門祭当日は、歴史のある各種士業稲門会などに並び、早稲田大学の創始者である大隈重信候銅像の前に1つのテント、机2つ、椅子4脚でブースを作成しました。


約1万人の早稲田大学卒業生が集う稲門祭でキャリアカウンセリングを受ける卒業生はいるのだろうか？との心配もありましたが、ブース開設時間（10：00-16：00）の間に11名の方々が自らのキャリア相談に来談されました。さすがにメインとなる卒業生が早稲田大学卒業後卒業後15 年目・25 年目・35 年目・45 年目・50 年目の卒業生のためかご高齢の方がほとんで、ですでに職業人生をリタイアした方も多く、キャリアカウンセラーが休む暇もなくカウンセリングに取り組むというほどではありませんでしたが予想していた来談者数を若干上回る来談者数でした。

また「各種標準団体のキャリアコンサルタント（キャリアカウンセラー）」資格をお持ちの早稲田大学卒業生、CDAの仲間の方々もブースにお立ち寄りいただき、団体・大学を超えた交流を行いました。

今回のプロジェクトを進めた結果、私個人としては、「キャリアコンサルティング」の考えはまだまだ一般に浸透していないとの結論に至りました。「キャリアコンサルティング」を世の中一般に広める方法のひとつとして、このようにキャリアコンサルタント有資格者が母校（大学・高校・中学校・小学校など）でこのようなキャリアコンサルティングブースを設けることも一つの方法だと思います。

今後は、2016年度稲門祭（2016年10月23日（日）開催）でもキャリアコンサルタント稲門会としてキャリアコンサルティングブースを設ける予定です。

都の西北　早稲田の森にて、キャリアコンサルタントが一日だけ、集りキャリアコンサルティングを実施いたします。お時間のある方はぜひご来場ください！